【初心者向け】オルカンとS&P500はどっちがいい?|違い・コスト・これまでの成績を比較

結論

オルカンとS&P500に、「こちらが正解」という決まった答えはありません。違いを知って、自分に合うほうを選ぶのが大切です。

新NISAで人気の2本、オルカン(全世界株式)とS&P500(米国株式)。どちらも低コストで、人気のあるファンドですが、投資する範囲と値動きの特徴が違います。この記事では、国の比率、上位銘柄、コスト、過去の成績を並べて、「どう選ぶか」の考え方を、初心者向けに整理します。

みみちゃんのひとこと

私はS&P500に、毎月10万円ずつ積み立ててます(*’ω’*)
でもオルカンが悪いわけじゃなくて、どっちも人気なのには理由があるんだよね!この記事で違いを知って、自分に合うほうを選んでみてね( *´艸`)

ご注意:投資には、損をするリスクがあり、元本は保証されません。この記事は、2026年10月29日時点で公表されている情報をもとにした一般的な内容で、特定の商品をすすめるものではありません。過去の成績は、将来の成績を約束するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。

STEP1:投資する範囲が違う

2つの違いは、「どこに投資するか」です。

  • S&P500:アメリカの大企業、約500社米国を代表する企業にまとめて投資します。
  • オルカン:世界の株式にまとめて投資先進国と新興国の、47か国・2,414銘柄(MSCI ACWI、2026年9月末)が対象です。
オルカン(MSCI ACWI)の国別比率米国 64.2%米国以外 35.8%S&P500の国別比率米国 100%

国別の比率の違い(オルカンは、MSCI ACWIの2026年9月末の比率)

オルカンは「世界全体」に分散していますが、その約64%はアメリカです。2位以下は、日本5.20%、台湾3.46%、イギリス3.00%、カナダ2.90%と続きます。つまり、2つとも、アメリカの比重が大きいファンドです。

項目オルカンS&P500
投資先世界の株式(先進国+新興国)米国の大企業(約500社)
国の数47か国米国のみ
銘柄数2,414銘柄約500銘柄
米国の比率約64%100%
信託報酬(税込)年0.06%年0.08%

※ 銘柄数・国別の比率はMSCI ACWIのファクトシート(2026年9月30日)、信託報酬は、eMAXIS Slimシリーズの全世界株式(オール・カントリー)と米国株式(S&P500)のYahoo!ファイナンスの表示(2026年10月29日)です。ファンドによって、数字は変わります。

STEP2:実は、上位の銘柄がよく似ている

それぞれの、上位の組入銘柄を比べてみます。

オルカンS&P500NVIDIA5.0%8.3%Apple4.6%7.2%Microsoft3.4%5.7%Amazon2.3%3.6%Alphabet(A+C)3.4%5.4%Broadcom1.5%2.5%Meta1.5%2.4%Micron1.1%1.8%

主な銘柄の組入比率(eMAXIS Slimの2ファンド、2026年9月末)

どちらも、NVIDIA、Apple、Microsoft、Amazon、Alphabetなどの、アメリカの大企業が上位に並びます。上位10銘柄の合計は、オルカンで約24.6%、S&P500では約38.4%(掲載されている10銘柄の比率の合計)です。S&P500のほうが、上位の企業に偏っていると言えます。

  • 2つを両方買うと、上位の銘柄が重なる分散のつもりでも、中身が似ている部分があります。
  • S&P500は、上位の企業の影響を受けやすい上位の企業の株価が大きく動くと、全体も動きやすくなります。

※ 銘柄の比率は、Yahoo!ファイナンス(ウエルスアドバイザー)に掲載の、2026年9月30日のデータです。

STEP3:コストの違い

コストは、信託報酬(保有している間、毎年かかるお金)で比べます。表示上は、オルカンが年0.06%、S&P500が年0.08%です。

たとえば、1,000万円を持っていた場合、年間のコストは、オルカンで約6,000円、S&P500で約8,000円の計算です(0.06%、0.08%で、単純計算)。差は小さく、コストだけで決める必要は、あまりなさそうです。

※ 実際の信託報酬は、小数点以下の細かい数字があり、変わることもあります。購入前に、最新の「目論見書」や、運用会社のページで確認してください。

STEP4:これまでの成績は?

同じシリーズのファンドの、トータルリターン(2026年10月29日の表示)を並べます。

オルカンS&P5001年24.27%22.87%3年(年率)24.02%24.67%5年(年率)19.44%21.26%

トータルリターンの比較(3年・5年は年率)

  • 1年:オルカンが24.27%、S&P500が22.87%で、オルカンが上回っています。
  • 3年(年率):オルカン24.02%、S&P500 24.67%で、ほぼ同じです。
  • 5年(年率):オルカン19.44%、S&P500 21.26%で、S&P500が上回っています。

期間によって、どちらが上かが変わります。しかも、これは過去の結果です。この数字が、これからも続くとは限りません。特に、近年は、アメリカの大手企業の株価が大きく上がった時期が含まれており、同じような成績が続く保証はありません。

※ 数字は、Yahoo!ファイナンス(ウエルスアドバイザー)の、オルカンとS&P500のページの表示(基準日2026年10月29日)です。円で見た成績で、為替の動きの影響も含まれます。ファンドごとに、成績の数え方が違う場合があります。

STEP5:どっちを選ぶ? 考え方の4つの軸

S&P500が合いやすい人

米国の企業の成長に、まとめて投資したい人。上位の企業に偏る、値動きの大きさを受け入れられる人。

オルカンが合いやすい人

どの国が伸びるかを、自分で決めたくない人。米国以外にも、広く分散したい人。

  1. 何に投資したいか。「米国に集中したい」のか、「世界全体を、まるごと持ちたい」のかを考えます。
  2. 値動きに耐えられるか。どちらも、株価が大きく下がる時期があります。下がったときに、続けられるかを想像してみましょう。
  3. 説明できるか。自分で、何に投資しているかを、説明できるほうが、続けやすいです。
  4. 続けられるか。毎月、無理のない金額で、長く続けられるかが大切です。

迷ったら、両方を半分ずつ持つという方法や、どちらか1つに決めて、まず始める方法もあります。ただし、STEP2のとおり、2つは中身が重なる部分があります。

みみちゃんのひとこと

どっちを選ぶかは、ほんとに好みだと思う!大事なのは、下がったときも続けられること。無理のない金額で、コツコツいこうね(*’ω’*)

STEP6:新NISAで買うときの流れ

2つとも、新NISAで買える代表的なファンドとして、広く知られています(対象かどうかは、証券会社の商品ページで確認してください)。買い方の流れは、次のとおりです。

  1. 証券口座を開く。新NISAの口座も、あわせて開設します。
  2. 毎月の積立金額を決める。生活費と、緊急用のお金を残して、無理のない金額にします。
  3. ファンドを選ぶ。オルカンか、S&P500かを選んで、積立を設定します。
  4. 続ける。値動きに一喜一憂せず、定期的に、状況を見直します。
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よくある質問

結局、どっちが儲かりますか?

将来のことは、誰にも分かりません。過去の成績は、期間によって、どちらが上かが変わります。どちらが上になるかは、予想できないと考えて、続けられるほうを選ぶのが現実的です。

両方買ってもいいですか?

買えますが、上位の銘柄が重なるため、「別々のものに分散している」とは言い切れません。両方を持つ場合は、目的や、割合を決めておくと、迷いにくくなります。

途中で、乗り換えられますか?

乗り換えられますが、売却のタイミングや、新NISAの枠の扱い、税金への影響を、事前に確認しましょう。頻繁な乗り換えは、続けにくくなることもあります。

円安・円高の影響はありますか?

どちらも、外国の株式に投資するので、為替の動きの影響を受けます。円で見た成績は、為替によって、上がったり下がったりします。

まとめ:違いを知って、自分で選ぶ

  • 投資の範囲が違うS&P500は米国の約500社、オルカンは世界47か国・2,414銘柄です。
  • 実は、中身が似ている部分もあるオルカンも、約64%が米国で、上位の銘柄は、よく似ています。
  • コストの差は、小さい年0.06%と0.08%で、コストだけで決める必要は、あまりありません。
  • 過去の成績は、期間で変わる将来の成績を、約束するものではありません。
  • 続けられるほうを選ぶ無理のない金額で、長く続けることが、大切です。
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参考:MSCI ACWI ファクトシート/Yahoo!ファイナンス eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/Yahoo!ファイナンス eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(いずれも2026年10月29日確認)

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