新NISAは、「口座を開く → 商品を選ぶ → 積立設定」の3つで始められます。
難しそうに見えますが、手順は決まっています。この記事では、初心者向けに、新NISAの基本と、はじめ方を5ステップで紹介します。
新NISAとは?
通常、投資で得た利益には、約20%の税金がかかります。新NISAは、決まった範囲内なら、その利益に税金がかからない制度です。2024年から始まり、期限なく使えるようになりました。
NISA口座は、日本に住む18歳以上であれば、作ることができます。
2つの投資枠を知ろう
新NISAには、2つの投資枠があり、併用できます。
つみたて投資枠
年間120万円(月10万円)まで。積立投資のみ。対象は、金融庁の基準を満たした投資信託です。
成長投資枠
年間240万円まで。一括でも積立でも投資できます。対象は、上場株式や投資信託などです。
- 年間の上限2つの枠を合わせて360万円
- 生涯の上限合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
- 非課税の期間無期限
- 売却したとき売却した分の枠は、翌年以降に再び使えます
※ 初心者は、まず「つみたて投資枠」から始める人が多いです。
はじめ方は5ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | 証券会社を選ぶ ↓まずここから |
| 2 | NISA口座を開設する ↓スマホで完結 |
| 3 | 投資する商品を選ぶ ↓迷いやすいところ |
| 4 | 毎月の金額を決める ↓無理のない額で |
| 5 | 積立設定をして続ける ↓設定したら放置でOK |
※ 手続きの多くは、スマホだけで完了します。
STEP1〜2:口座を作る
証券会社を選ぶ
新NISAは、証券会社などに専用の口座を作って始めます。どこで始めるかで、手数料やポイント、使いやすさが変わります。
証券会社を比べるときの見る点
証券会社の選び方(例)
4つの点で
比べてみる
- 候補を2〜3社に絞る。全部を比べると疲れてしまいます。
- 手数料を見る。投資信託の購入手数料が無料のところが多いです。
- 普段使うサービスと合わせる。使うカードやポイントとの相性も大切です。
- 迷ったら先に進む。あとから変更もできます。
やり方
初心者は、ネット証券から選ぶ人が多いです。見るポイントは、①取扱商品の数、②手数料、③クレジットカード積立やポイントの使いやすさ、④アプリの見やすさ、の4つです。
注意点
どれが合うかは人によって違います。迷ったら、証券ランキングの記事も参考にしてください。最終的な判断は、各社の公式サイトで確認しましょう。
NISA口座を開設する
証券口座を作ったうえで、NISA口座も申し込みます。多くのネット証券では、口座開設と同時にNISA口座も申し込めます。
口座開設までの流れ
口座開設の流れ(例)
NISA口座も
同時に申し込む
- 書類を準備する。マイナンバーカードがあるとスムーズです。
- NISA口座も選ぶ。申し込みの画面で「NISA」を選びます。
- 開設の通知を待つ。メールやアプリで届きます。
- ログインして確認する。NISA口座が使える状態か見ておきます。
やり方
本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)とマイナンバーを用意して、スマホから申し込みます。開設には、1〜2週間ほどかかることが多いです。
注意点
申し込みから開設までは、日数がかかります。急ぎのときは、早めに手続きしておきましょう。必要書類や日数は、証券会社ごとに異なります。
STEP3〜5:商品を選んで、積立を始める
投資する商品を選ぶ
つみたて投資枠で買える商品は、金融庁の基準を満たした投資信託に限られています。初心者は、この中から選べば、極端に偏った商品を避けやすくなります。
商品を選ぶときの見る点
商品を選ぶ視点(例)
まずは
1本から
- 商品は1本から始める。増やしすぎないほうが、管理しやすいです。
- 信託報酬を比べる。同じ種類なら、低いほうが有利です。
- 「何に投資するか」を理解する。分からないものは選ばないのが基本です。
- 人気や口コミだけで決めない。自分の目的に合うかを考えます。
やり方
よく紹介されるのは、世界中の株式に分散して投資できる「全世界株式」や、米国の大企業に投資する「S&P500」などの、インデックスファンドです。見るポイントは、保有中にかかる手数料(信託報酬)の低さです。
注意点
投資信託は、値下がりして元本を下回る可能性があります。ここで挙げたのは、あくまで例です。内容を理解したうえで、ご自身で選んでください。
毎月の金額を決める
毎月いくら投資するかは、生活を圧迫しない範囲で決めます。最初は少なめの金額からで十分です。
給料の中で投資に回すイメージ
毎月の投資額(例)
余裕資金の範囲で
決める
- 生活費を先に確保する。貯金の仕組みは、貯める力の記事も参考にしてください。
- 少なめの額で始める。慣れてから増やせば十分です。
- ボーナス月の増額は後で考える。最初はシンプルにします。
- 生活が変わったら見直す。金額はあとから変更できます。
やり方
投資に回すのは、生活費や、急な出費に備えるお金(生活防衛資金)を確保したあとの、余裕資金が基本です。たとえば、月1万円など、少なめの金額から始めて、慣れたら増やす人もいます。
注意点
つみたて投資枠の年間上限は120万円(月10万円)ですが、上限まで使う必要はありません。生活を削ってまで投資するのは、避けましょう。
積立設定をして続ける
商品と金額が決まったら、毎月自動で買い付ける「積立設定」をします。一度設定すれば、あとは自動で進みます。
積立設定から、続けるまでのイメージ
積立設定(例)
設定したら
あとは自動
- 積立設定の画面を開く。つみたて投資枠を選びます。
- 商品・金額・日付を入れる。確認して申し込みます。
- 月に1回だけ残高を見る。毎日見ると不安になりがちです。
- 下がっても慌てて売らない。最初から、値動きがあるものと考えておきます。
やり方
毎月の買い付け日と金額を設定し、引き落とし方法(証券口座や、クレジットカード)を選びます。設定後は、月に1回ほど残高を見る程度で大丈夫です。
注意点
値下がりしたときに、不安になって売ってしまうのは、よくある失敗です。短期の値動きに一喜一憂せず、長い目で続けることが大切とされています。
よくある失敗
- 生活費まで投資に回す。急な出費で、売らざるを得なくなります。先に生活防衛資金を確保しましょう。
- 値下がりで慌てて売る。下がったときに売ると、損が確定してしまいます。
- 商品を増やしすぎる。よく分からないまま増やすと、管理できなくなります。
まとめ
新NISAは、「証券会社を選ぶ」「口座を開く」「商品と金額を決めて、積立設定する」の順に進めれば、初心者でも始められます。
大切なのは、無理のない金額で、長く続けることです。まずは、少額から始めてみてください。
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