貯金が続く人は、意志が強いのではなく、「自動で貯まる仕組み」を作っています。
節約で浮いたお金も、気づかないうちに使ってしまっては、貯まりません。この記事では、先取り貯金や口座の分け方など、貯金が続く仕組みの作り方を、5つの方法で紹介します。
貯金が続かないのは、意志の問題ではない
「今月こそ貯めよう」と思っても、続かないことは多いものです。これは、意志が弱いからではなく、お金が残る仕組みになっていないことが大きな理由です。
順番を逆にして、「先に貯める → 残りで暮らす」に変えるのが、仕組みづくりのポイントです。
貯金が続く5つの方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 先取り貯金をする ↓いちばん効果が大きい |
| 2 | 口座を3つに分ける ↓お金の流れが見える |
| 3 | 目標額と期限を決める ↓ゴールがあると続く |
| 4 | 臨時収入のルールを決める ↓使い切らない |
| 5 | 貯金を見える化する ↓増えると楽しい |
※ 5つすべてを一度にやる必要はありません。まずは、方法1だけでも始めてみましょう。
方法1〜3:貯める仕組みの土台
先取り貯金をする
先取り貯金は、「余ったら貯める」ではなく、「先に貯めて、残りで暮らす」方法です。余ったお金は、気づくと使ってしまいがちなので、順番を逆にします。
給料が入ったら、自動で貯金に回すイメージ
自動入金の設定(例)
給料が入ったら
自動で貯金される
- 貯金用の口座を決める。普段使う口座とは、別の口座にします。
- 自動入金の設定をする。銀行アプリやネットバンクで、毎月の日付と金額を決めます。
- 金額は「少なめ」から。慣れてきたら、少しずつ増やします。
- 貯金したお金は、使わない。引き出しにくい口座にしておくと、使いにくくなります。
やり方
給料が入る日の翌日などに、決まった金額が、貯金用の口座へ自動で移るように設定します。銀行の「自動入金」「定期自動入金」や、勤務先の財形貯蓄などが使えます。
注意点
最初から大きな金額にしないこと。無理な金額だと、生活費が足りなくなって、結局取り崩してしまいます。まずは、少なめの金額から始めましょう。
口座を3つに分ける
お金を1つの口座に入れていると、「いくら使っていいのか」が分からなくなります。用途ごとに口座を分けると、お金の流れが見えやすくなります。
お金を用途ごとに分けるイメージ
3つの口座(例)
使っていい額が
はっきり分かる
- 口座を3つ用意する。すでに持っている口座を使ってもOKです。
- 給料は「生活費用」に入れる。ここがお金の入り口になります。
- 毎月、決まった額を移す。貯金用と自由に使う用に、自動で振り分けます。
- 自由に使う用は、使い切ってOK。ここだけ使えば、ほかのお金は減りません。
やり方
「生活費用」「貯金用」「自由に使う用」の3つに分けるのが基本です。給料は生活費用の口座に入れて、そこから貯金用と自由に使う用へ、毎月決まった金額を移します。
注意点
口座が増えると、手数料や管理が面倒になることがあります。手数料のかからないネット銀行などを使うと、続けやすくなります。
目標額と期限を決める
「なんとなく貯める」より、「いつまでに、いくら」と決めたほうが、続けやすくなります。目標があると、毎月いくら貯めればよいかも、計算できます。
目標を決めて、進み具合を見るイメージ
貯金の目標(例)
月に必要な額が
計算できる
- 毎月の支出を出す。家計簿アプリや、カードの明細で確認できます。
- 目標額を決める。生活費の3〜6か月分が、よく言われる目安です。
- 期限で割る。目標額を月数で割ると、毎月の貯金額が分かります。
- 達成したら、次の目標へ。その先は、投資を考える人もいます。
やり方
まずは、生活費の3〜6か月分を目安に、生活防衛資金を作る方法がよく紹介されます。たとえば、毎月の支出が15万円なら、45万〜90万円です。自分の状況に合わせて、期限と金額を決めましょう。
注意点
目標の金額や期間は、収入や家族の状況で変わります。一つの目安として考えて、無理のない範囲で決めてください。
方法4〜5:続けるためのコツ
臨時収入のルールを決める
ボーナスや臨時収入は、「あぶく銭」と思って、使い切ってしまいがちです。先に配分のルールを決めておくと、貯金が進みやすくなります。
ボーナスを、もらう前に分けておくイメージ
ボーナスの配分(例)
もらう前に
割合を決めておく
- 配分の割合を決める。貯金・投資・自由に使う分、の3つがわかりやすいです。
- メモに書いておく。スマホのメモなど、見える場所に書きます。
- もらったらすぐに分ける。先に貯金用の口座へ移します。
- ときどき割合を見直す。目標や生活が変わったら、調整しましょう。
やり方
たとえば、「半分を貯金、3割を投資、2割を自由に使う」のように、割合を決めておきます。割合は、自分の目標に合わせて決めてください。
注意点
自由に使うお金を、ゼロにしないほうが、長く続きます。ご褒美の分も、あらかじめ入れておきましょう。
貯金を見える化する
貯金が増えていくのが見えると、続けるのが楽しくなります。逆に、見えないままだと、不安になったり、使ってしまったりしがちです。
貯金の増え方を、グラフで見るイメージ
月ごとの貯金額(例)
増えていくのが
見えると続く
- 記録する日を決める。給料日の翌日など、覚えやすい日にします。
- 残高をメモする。アプリやスプレッドシートに、数字だけ書けばOKです。
- グラフにしてみる。増えているのが目で見えると、やる気が出ます。
- 減った月は、理由だけ書く。責めずに、原因だけ書いておきます。
やり方
月に1回、決まった日に、貯金の残高をメモしましょう。家計簿アプリや、スプレッドシートの折れ線グラフでも、増えていく様子が見えます。
注意点
毎日残高を見る必要はありません。見すぎると、一喜一憂して疲れるので、月に1回くらいが続けやすいです。
貯金と投資の順番は?
貯金がある程度できたら、投資を考える人も多いです。ただ、よく言われるのは、先に生活防衛資金(急な出費や収入減に備えるお金)を貯めてから、余裕資金で投資するという順番です。
まとめ
貯金を続けるコツは、「先に貯める」「口座を分ける」「目標を決める」の3つです。どれも、一度設定すれば、あとは自動で進む仕組みです。
まずは、方法1の先取り貯金を、少なめの金額から始めてみてください。仕組みができたら、次の「お金を増やす」ステップへ進めます。
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